羅生門の下人の盗人になる勇気に、店長は女子高生に手を出す勇気を重ね合わせて、踏み出す力が湧いて来ないと結論付けたのかな。店長にとってはそれは罪に似たもので、そうするには自分はもう年を取り過ぎていて、若い時のようなときめき方をしない自分を冷静に見つめているというか。でも、相合い傘の落書きにはドギマギするあたり、純情だなぁ。
なかなか動きはないけど、やっぱりあきらは陸上に戻るんじゃないかな。それまでの期間、その踏ん切りを付けるための通過儀礼であるかのごとく、おっさんに恋をしている……ように思えてならない。