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良い

夢を介して生と死、希望と絶望を繋ぎ分かつファンタジーかと。
ネズミのスクウィークがコゼットとジャントールにとって夢と現実を繋ぐ媒介者であり、カボチャのシトルイユが病死した城の少年にとってのそれだというのは切ない。そして、夢の中が黄泉の国でもあって、死した大切な人や隠世の者と会い、共に行く(現世を捨てる)か否かを選択する場でもあると。コゼットとジャントールは親子の愛を確認して現世に戻り、シトルイユは少年のキ石と共に夢の世界を旅することを選んだ。それぞれの為すべき道を行くということで、どちらも間違っていないと思わせてくれる終わり方。
ハッピーエンドで良いのだけど、死を扱うファンタジーは重さと怖さがある。



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