このエピソードは上手いし好きなシナリオだった。 天使達は神の所在を知らず、地上の民を罪深い存在として見下していた。しかし、神の如き形而上の存在はそれぞれの心の中に抱くべき普遍的価値観(大切なもの)であり、それまで天使達が捕らわれていた選民思想などではなかったと。オルトスとユウとメルクの友情を通じてそのことに猊下は最後に気づき、本当の聖人になったと。 空の国がキリスト教風の宗教観に基づく文明圏として、あるべき姿に導かれる端緒に至るまでの物語だったかと。
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