面白すぎる。
1話の蟲喰の泣き顔までの持って行き方が最高だった。
ディーラー(選挙管理委員)は鉄板を外したわけじゃなかったのか……そこは前回読み違えてた。夢子の論理でいくと絶望が確定してるのは恐怖でも何でもないと。ディーラーが取り外したのは机の滑り止めでそれは机のガタつきを直すためで、つまり夢子は鉄板があることは知らなかったけど、セーフティな仕掛けがあるかもと想像して、それを取り払ったと蟲喰に思わせる(カマをかける)ことで、公平な緊迫感を生み出したってことか。
生志摩はぶっ飛んでるけど、異常な被虐嗜好者であって純粋なギャンブラーではない点で夢子と相容れないと。それを夢子は最初から分かってたんだろうなと。
蟲喰が鼻水垂らして泣きながらも一族の誇りを賭けて根性を出したのがよかった。豆生田と言い、大勝負の相手が最後には必死になって散るのもこの作品の魅力かと。