フレスコ画は大掛かりで難しいんだよなー。下地の漆喰が乾く前に水彩絵具で彩色をやり切る必要があるから、区画によって乾く時間を計算してタスクを割り振る計画力と全員のチームワークと画力とスピードの全てが求められる。漆喰が乾く過程で水彩絵具が壁に浸透して表面に膜ができて色彩の保存性が高まる。当時としては費用と手間を掛けてやる甲斐のある手法。
同業組合制度に加えて、ルネサンス期の美術史を手法面でもきっちり押さえてくるの、いいなぁ。
アルテのガッツはすごいけど、フィジカルの限界を思うと心配になる。
レオがアルテに殊更きつく接したのは、アルテの長所を他の親方や徒弟達に見てもらって認めさせようという親心的なものかと。アルテもそのつもりだっただろうし、結果的に息の合った師弟関係の良さをも周囲は認めた形になったのでは。
ヴェネツィアから偉い人が来た。