司達の速さが想定外だったとはいえ、洞窟の制圧から息をつかずに火薬製造してれば形勢を固められたかも。
しかし、人間離れした肉体を持つ司を吹っ飛ばす火薬となるとそれなりの量が必要かと。硝酸を人工的に作るには触媒としてプラチナが必要なので、奇跡の洞窟から硝酸を得るしかなさそう。
そもそも人類の身体は二足歩行して手指と脳を発達させた時点で科学を生み出す方向性が決定付けられてるので、司の理想は原理的に矛盾すると思う。司がここで勝利しても、世代が進めば科学が発達する方向に人類は進むだろうし、人類の課題は科学と平和を両立させることのはずで、その鍵は知性にある。科学による兵器の力は肉体の力の延長でしかなく、結局は力を持つ者の心と共同体の性質次第かと。