名作のリメイクならではというか、今のアニメ作品にはなかなかない作劇だと思った。悪党の心根の成り立ちにまで踏み込んでいる。乱世に生まれた蜥蜴郎が亡き母との約束を発端として一人で生き抜くことに専心するあまり、人との信頼関係を築かずに野盗としてのキャリアを重ねていったという背景の掘り下げは巧い。 木刀の竜がチンピラを束ねるだけの器があることも対比的に描かれていて良き。
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