桓齮は史記に名を連ねる武功も多い大将軍だが、どんな軍を率いてたかまでは分からない。けど、事績から察するとダーティな荒くれ者の集まりという描き方は妥当かと。実際に、李信と桓齮は多く共に出撃している。
趙兵が舟で移動して奇襲を仕掛けてきた戦いが史記にあった気がするけど、思い出せない。
嬴政が秦の実権を握ってからは他国に対して大枠としては統一まで優勢を貫いたけれど、それでも局所的には敗戦もある。李信は大敗を喫したこともあるし、趙の李牧に秦軍が直接勝利したことはない。また、桓齮は武功も多いが、史書によって顛末が違う。一致しているのは最終的に李牧に大敗したこと。
今回描かれている戦いは、史料的には分からないが、時期から考えて、負け戦ではないと思われる。