ケティルはあんなに優しかったのに、クヌートに農場接収を突きつけられ、心の拠り所にしていたアムネイズに逃亡を図られたと知るや、鬼になってしまった。
結局、ケティルは女性の奴隷を人間だと思っていなかったことになる。奴隷にも故郷があり家族がいたというその背景を全く見ようとせず、自分の慰みとしか考えていない。それで、クヌートとの戦いに身を投じるのならば、犬死にの可能性が高い。
クヌートの要求は横暴極まりないが、大人しく農場を引き渡せば命までは取られないし、農場の働き手の命も助かるだろう。
トールギルのように戦うのも手だが、一旦攻撃を防いだとしても、大軍を送られればなす術はない。
ただ、クヌートがトルフィンと再会すれば、どんなリアクションを取るのか気になる。