またしても絶妙ないい話。
健気な三ツ皿に自分の在り方を重ね合わせた夏目。たとえ住む世界が違っても、近付きたい、共にいたいという願いを持ち続けようという決意がしみじみと感じられた。
朱遠さまというのは仙人を目指す道士のような、仏を目指す菩薩のような、何らかの行をする尊者のようだけど、他の妖やかし者同様、道教や仏教的概念とは直接関係のないこの作品オリジナルなのかなと。
最後に朱遠さまの弟子?が三ツ皿に本を与えたのは、夏目を売らなかったことよりは、上辺を取り繕うのではなく中身を養うことが大切という気づきを三ツ皿が得たことが理由として大きい気がする。
三ツ皿とニャンコ先生がシイタケだのあんころ餅だのと言い合うの面白かったw