いきなり李牧がかましに来た。
確かに李牧は戦国最強の軍師で、戦場で負けたことは生涯で一度もない。が、戦国末期の趙と秦の差は国力もあるけど、最も大きいのは国王の器の差だったと思う。李牧は仕えた王に恵まれなかった。それに尽きると思うけど、キングダムのこの回での李牧は、秦の嬴政に仕えても全力で中華統一に反対すると言った。確かにそれぐらいの信念がないと、国力の弱体化した趙に仕え続けなかっただろうとは思う。
政は、中華統一でなければ100年先の平和を望めないと言った。秦は始皇帝の死後すぐに瓦解したけど、皇帝による中央集権体制が国体を長期安定させるという理想は、漢に引き継がれて一定の実現を見て、その後、20世紀まで帝政が繰り返し勃興したので、古代から近世末まで通用する体制を築いた点で、始皇帝の功績は大きい。
飛信隊は新兵を募り、弓の逸材と根性ありそうなのが入ってきた。羌瘣と河了貂目当ての入隊希望者が多くて草。羌瘣は実在の将軍で功績は李信よりも多いけど、史実では男性。河了貂はオリキャラ。
信(李信)の名が史記に登場するのはこの時期から。史実ではかなり辛酸を嘗める事績もあるけど、どのように活躍が描かれるか、楽しみ。