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至る所が、まるで魔の森のように感じられてきた。

「魔力酔い」という概念を知ってから他の異世界転生ものを見返すと、
どうしても都合の良さを感じてしまう。

とはいえ、それを言い出せば都合の良さの定義はいくらでも広げられる。

本作の肝となる設定でもあるし、
他作品との比較ではなく、この作品の中だけで考えていきたい。


社畜的合理思考、魔力酔い、世界の制約――
構造的な見どころは多い。

でも結局いちばん刺さるのは、こういう台詞だ。

「この館の全員が心配している」
「お前は一人じゃないんだ」

社畜は基本的に“ひとりで背負う生き物”。

・迷惑をかけない
・弱音を吐かない
・倒れても自己責任

そうやって“個”で完結しようとする。

だからこそ、

「お前は一人じゃない」

は効く。

しかも“館の全員”。

特定の誰かではなく、共同体全体が心配しているという宣言。
それは役割ではなく、存在を心配しているというメッセージだ。


「定時で帰ってこい」
「明日はそうします」

と一度きちんと救いを見せておいて――

次回予告
「休日出勤しました」

これは反則級に上手い。
さすがに吹き出した。



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