今季アニメの中で、面白いもののうちの1つ。
キャラクターが魅力的で、独創的なシナリオ、ストーリー展開に勢いもあるのがGOOD。
テーマは、AIと歌ということなのだけど
1つの作品にいろいろ盛り込みすぎて渋滞を起こしている(いずれのテーマを描くにも、尺が十分でない)印象を受ける。作品を構成する大きな枠組みとしては、次の3つかなと思う。
主人公の情緒面の成長を描くヒューマンドラマ(eg. ヴァイオレット・エヴァーガーデン)
+
将来のAIに関して起こりうる問題を描くSF作品 (eg. AIの遺伝子、攻殻機動隊)
+
人とAIに関する哲学的な問題を描く社会派作品 (eg. 野崎まどの作品)
現状、このあたりの枠組みを「歌」でうまくつなげていくのかなという印象がある。
1つのシンギュラリティポイントあたり2話構成っぽいので
全話13話の内訳としては
導入 ✕2話
シンギュラリティポイント ✕5(or 4?) ✕2話
シンギュラリティを迎えた100年後 ✕1(or 3)話
といった構成だろうか。
シンギュラリティポイント1つあたり10~20年スパンと考えると
今のペースで綺麗に収まりそうだけれど…
vivyの脚本は、リゼロの方が入っているので、
「この100年をマツモト(熊のぬいぐるみ)は何度も繰り返している」
という変化球が飛んでくる可能性がないだろうか。
あったらいいなぁ。
いまのところ、自分的にはちょっと直球過ぎるのでもう少しひねりを期待したいところ。