進路が決められず悩め唯を描いた8話目。
冒頭から亀が登場し、歩みは鈍いが確実に先へたどり着く亀=進路がなかなか決められないが少しずつ先へ進みつつある唯のメタファーになっていて、実に見事な作りだと感心してしまいました。
また各キャラの過去エピソードもおもしろいですね。
今まであまり過去話が表立って出てきたことがないので、紬と一緒に興味深く聞いてしまいました。
またさわちゃんのキャラがいいですよね。担任の教師として進路希望を急かすけど、一人のお姉さんとしてはしっかり唯を応援している。
そのあたりのギャップが上手く聞いてました。
最後に和ちゃんが亀に手を触れ、階段を降りて行くシーンがありましたが、あれも解釈がいくつかありそうですね。
自分の中では「先には行くけど、亀(唯)のことを大切に思っている」和の心を比喩したものかと思ったのですが、また考える時間が増えたら他の見方もできそうですね。
日常ほのぼのアニメ(の殻をかぶった傑作青春アニメ)なのに、考察のしようがいくらでもあるのですから、けいおんは本当にいいアニメです。