・どこからどこまでが夢かわからなくなってなくる物語構成
全編に渡り、梓は寝不足で度々お昼寝することに。
そうやって見る奇妙な夢の数々と現実が少しずつミックスされ、どこからどこまでが夢かわからなくなる物語構成が見事でした。
今までのけいおんのシナリオにはなかったテクニカルな作りで、脚本の方の名前をすぐチェックしました。(そしたらかなり有名作を担当されている方でビックリ! と同時に納得です)
・お祭りの中、唯が梓の手を引き走るシーンの美しさ
このシーンの煌めきがとにかく美しく、青春の輝きを描いた1シーンとして、とても心に残りました。
・ラストのいい意味で気が抜ける、脱力なオチの威力
しっかり伏線を張った上でのこの脱力オチには、思わず吹き出してしまいました。
本当によく考えられた脚本だと、噛みしめる度に味わいがあります。