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とても良い

・娘を失った作家→娘のリアルなやつれかたと、ヴァイオレットが見せた非現実的光景
この作品はアニメとしての見せかたを上手く工夫していますよね。
病に倒れた娘を敢えてリアルに描くことで、痛々しさを倍増。
逆にヴァイオレットが傘で飛ぶシーンは、アニメーションらしい非現実的な演出で魅せる。
このあたりの使い分けが匠の技で、本当に心を揺さぶられます。

・命の意味を知った仕事→自らが燃えていることに気づいたヴァイオレット
ついに自分の抱えた罪を、ヴァイオレットが自覚してしまいましたね。
心が育つうえで必要なエピソードとは言え、見ていて心が痛みます。

・タイトルの「   」の意味は?→ラストシーンのセリフだとすると、それは……
サブタイトルはすべてラストシーンでキャラクターが口にしたセリフだと考えると、今回サブタイトルが「   」なのは言葉にできない戸惑い。
ヴァイオレットの感情が混乱し、文字通り頭が真っ白になっているからこその『空白』かのかもしれません。
こういう視聴者に考えさせるサブタイトルの付け方、とても好きです(とても辛い内容ではあるけれど)。



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