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全体
良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
良い

事故で妻の貴恵を亡くした夫の圭介とその娘である麻衣が小学生となった姿の貴恵と再会するというなかなかトンデモ設定の物語であるものの、その中で人生というものは一度きりで生き返る事はないという命の重さというものと家族の絆についてしっかりと描写してくれた作品だったと全編を観て感じさせられた。貴恵が現世に再び現れるという奇跡のような出来事、でもそれは当然イレギュラーな事でもある。未練があって貴恵が成仏出来ないという事を知って圭介が苦心するという点もよく分かる、大切な家族である事は変わらないのだから。それでも現実を受け止めるべきである、それが彼らに向けられたメッセージなのだと思う
メインである新島家はもちろんの事、貴恵が憑依した小学生の少女である万理華とその母親である千嘉さん。白石家の再生というのも本作のもう一つのテーマであるのは間違いない、貴恵の憑依という出来事が彼女達を再び結びつける事へ繋がったのであると
人は誰もが死んで生き返るという事はない、人の死というのは大きな出来事である。それをどう受け止めてこれからを過ごしていくのか、本作のようなひと時の奇跡を信じたくなる気持ちは心に留めて後ろを振り向かずに前を向く。それが今生きている人に出来る最善の事だと信じている



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