悪の組織を掌握した大戦隊が己の特権を維持すべく茶番として見世物興行する世界という「スーパー戦隊」パロをやりたいのか、少年漫画的なヒーロー養成所ものをやりたいのかいまいちどっちつかずなまま、露悪的でショッキングな展開で耳目を集めんとするのがどうにもコレジャナイ。腹に一物抱えた登場人物が多い割には(少なくとも1期では)それらが思わせぶりに終始し、幹部の思惑、大戦隊の在り方、戦闘員Dの復讐も道半ばとあって評価を下す段階には至らないが、素材の味を活かし切れていない不満は大きい。
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