静かで繊細な雰囲気を纏った作品。余白を活かした丁寧な描写、音響周りやピアノによる劇伴が素晴らしく毎週見終わった後に贅沢な時間を過ごしたなと静かな満足感と余韻に浸れる作品でした。
本作は他の作品同様はっきりとした起承転結のお話を求めると物足りなく感じるのですが、登場人物が置かれる状況を丁寧に臨場感をもって描くことで、一瞬一瞬の登場人物の心の揺らぎを自分もそこに居るかのように浸るという、いわゆる物語を観るのとはまた違った魅力を示してくれた作品でもあったなと。
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