サービス開始日: 2024-04-11 (313日目)
恥の多い生涯を送って、異世界に来ました。
太宰治然とした主人公(ただし作品内で先生や作家と呼ばれ、名前で呼ばれることは無い)がトラックに轢かれて異世界転生する作品。
主人公は自殺願望が強く、常に死にたいと言っているが、結果として死ねず、むしろ転生ボーナスとして他の異世界転生能力者を元の世界に戻す能力を持つ。
構成自体はありがちな異世界転生モノ(中世ファンタジーやハーレムなど)だが、物語はそのアンチテーゼ的な内容となっており、異世界転生モノに飽きた人に面白く観れると思う。
惜しむらくは、太宰治を知っているか否かで面白さが大きく変わるので、海外の人や文学に弱い人とかには訴求力が低いことか。
演劇から始まった作品群の、アニメ担当。アメコミヒーロー見たく、原作知識をそれなりに要求されるっぽい。
最初に事件から始まるけど、推理物やサスペンスと思ってはいけない。多分、育児と仕事の両立に頑張る格好いい男を愛でるジャンルだと思う。(CGDCTの逆版?)
ただ、貴族側の登場人物が全員無能すぎないか? と思った。
事件の解決を依頼され、その結果が
「拠点の2つを燃やされる」
「幹部が2人死亡」
「最高幹部や子息が誘拐される」
「最優先保護対象の暗殺実行に成功(殺すことに失敗)」
と、この未来(13話に続きの夢があるけど、演劇にもある)でどうすれば今の立場が維持出来るのか想像が不可能なくらいに大失敗の連続。
正直、推理物やサスペンスの要素をもうちょっと頑張ってくれたら、もう少し評価が上がったと思う。
インディーゲーム原作の、稲作を題材にしたアニメ。原作自体は知ってるけど未プレイ。
ゲーム原作だとよく無理な繋げ方や急展開がありがちだが、そういったのがほとんど無かったのが好印象。
稲作や古代日本が舞台のファンタジーの若干ゆっくりな作品で相性はあると思うけど、合う人には面白い良作だと思う。
ただ少し気になった点としては、最後の敵のやられ方が良く分からなかった。半分が体内で暴れた? のだと思うのだけれど、それならそれでもう少し描写が欲しかった。
また、もし半分だったとしても、どうせなら1つに合体させて完全体で超必殺技、みたいな方が絵的にもよいだろうになー、とも思った。
複数の高校の女学生が集まって、チアで応援がテーマの作品。何を期待するかによって、評価が大きく変わりそう。
主人公は中学時代にチア日本一で、高校1年でレギュラーになったけど、大ジャンプ技のミスがトラウマで飛べなくなる。
一応、トラウマの克服自体は扱われるけど、その解決は登場人物を応援するという話がメインの、サブ話題として扱われる感じ。大会/協議周りは、練習風景を除けば最後の最後に結果の絵がちょろっと出るくらい。
なので、もしスポ根的な作品を期待しているとしたら、おそらく期待外れになって評価が低くなると思う。自分の場合がこれだったので、若干(自己都合だけれど)期待外れ感があった。
その分、応援を題材にした物語は丁寧に描いているので、話をメインとした作品と見たら良評価になりそうな気がする。
ただ、閉店の所が軽すぎない? と、SNS炎上の謝罪周りが逆に重すぎない? という感じで、各話テーマのバランスの悪さが若干気になった。
個人的には、脳内ミニ涼葉がとても好みだったので、もっと出しても良かったのよ。
16話で解体費用を莉々歌に押し付けてるけど、これ絶対(何かの法律を)破ってるよね。
可能性があるとしたら、実は共同経営だったか、連帯保証人ぐらいかな?
ただ共同経営契約でも、裁判したら実質的に雇用関係と判定されて無効になるだろうし、連帯保証だったとしても莉々歌は19歳で未成年だからそれこそ法律違反のはず。
なのに、それら検討が一切なく解体費用持ちを受け入れ、19歳に(僅か1月程度使用した物件が半額なのは得かもしれないけど)650万貸して完全に借金にするとか、何してんだ東大生(休学中)。
あと連帯保証人になるのは絶対に止めましょう。僕との約束だ。
良くも悪くもいっぱいがおっぱいなアニメですね。はい。良いと思います。
・追記
介護を義妹に任せっきりで、私はかわいそうですとか、不治の病が実は誤診で本当は治りますみたいな展開はどうかと思う。(17話)
パリィ(相手の攻撃をはじく技)を始め初歩スキルしか使えない主人公の控えめな英雄譚。原作未読で漫画抜粋既読。
一応気になった点を言えば、ノールが特異な成長した理由に、説得力のある内容がもう少し欲しかった。(少なくとも1クール内では「超頑張った」以外無いはず)
所謂勘違い系なろう作品ではあるが、上位能力があって「俺何かしちゃったんですか」とか、(好感を持つ女性キャラは居るには居るが)無節操なハーレム系やエロを売りにしてないのが良い。
終始、謙遜と勘違いとパリィで話が進むので、そういう意味では退屈だが、まぁワンパンマンとか水戸黄門の一種で、飽きる人は飽きるだろうが、まぁ仕方ないと思う。
また俺たたエンドではなく、剣や第3国の話などの伏線は残るが、大筋の話は畳んで終わったのも好感度が高い。
個人的には、主人公のノールの訓練所の話がおとぎ話のように残っているのであれば、
・第1話冒頭:女性(顔は不明)「全訓練所を最後まで耐えきり、それでも初歩スキルしか覚えなかった」「ウッソだー」
・最終回Cパート:リーン「全訓練所を最後まで耐えきり、それでも初歩スキルしか覚えなかった」「ウッソだー」
リーン「そして、ドラゴンを倒し、街を、国を救った人が居るのよ」「それこそウッソだー……本当?」「フフフ」
みたいな始め方/終わり方だと気持ちよかったなぁと思った。
1クールに数作品あるBLを題材にしたアニメ。直接的な描写はないまでも、一応の性行為シーンがある。
作品自体はBL好きなら楽しめるだろうけど、そうでないならまぁ…。という感じ。
初手で同性愛はしないと宣言する場面で始めたり、中学の時に「女と遊んでるー」と揶揄われるのに、高校ではオープンになったり、色々と雑だなと感じた。
BL視聴者的には面白いんだろうけど、いわゆる禁じられた愛を描き、且つストーリーに否定と肯定の両方があるなら、もうちょっと丁寧に描いて欲しいと思う。
直近で視聴した義妹生活でも似た記録を書いたけど、同じような状況で悩んでいる人たちに不誠実に思うので。
通常の作画は勿論だが、牛乳の膜や水面の反射光などが細かく描かれていて、地味に作画コストを掛けているアニメ。
正直、法律上は義兄妹なら結婚も問題ないのだし、「抱けえっ!!抱けっ!抱けっー!」としか思わなかったが、丁寧に抱く手順を踏んでいく。
タイトル等から期待されるような内容と真反対の普通の恋愛作品で、好きな人には好きだろうが、そうでない人には退屈という評価になりそう。
(なお、自分は悪くないけど、もうちょっと何か刺激が欲しい作品、という評価)
あと作品の根本を否定するのだけれど、これを血の繋がりの無い関係で描くのは、逃げているというか、一部の人を優しく殺していると思った。
この世には間違いなく、実の、兄と妹で、親と子で、恋愛関係を持つ人が居ると思う。それらの多くは、国/地域の法律ルール常識などによって阻まれている。
その人たちがこの作品を見たときに「お前たちのやってることは変だ」「家族の恋愛はダメなことだ」と地獄を訴える。
その癖、設定としては血縁関係では無いので、法律上問題ない関係になっている。
もし禁じられた恋愛をテーマに描くのなら、原作者は望まないだろうが、せめて少しでも踏み込んだ内容にして欲しかった。
そうでないと、このテーマで現実に悩んでいる人に不誠実だと思う。
1期は舞台説明や各キャラの過去編等が合間に入り、話の勢いが削がれてた感があった。(記憶ベースなので違うかも)
対して2期では、最初で総当たり戦が提示され、ほぼ毎週その戦いを描くという、完全にカードバトルに振り切った構成。
「ストーリーアニメ」としては正直良くないかもしれないが、「カードバトルアニメ」としては変に横道に逸れなかったので、むしろこっちのほうが良いかもしれない。
ただ遊んだことのないカードバトル物の作品を視聴する時の宿命というか、効果説明に理解が追いつかず、へーそうなんだー、で進んでしまうのが難点。
クラナドを始めとした、恋愛アドベンチャーの泣きゲーを原作としたアニメ。原作未プレイです。
てっきりディストピア的な世界かと思いきや、単に海面上昇し、それに伴い技術の後退したぐらいの世界。
途中で気になる点がいくつか※ ありましたが、終わり良ければ総て良しを地で行くような感じの綺麗なエンディングでした。
※アトリを回収するのがリコールに熱心なだけだったり、エデンと島が近くね? とか、一応は一般販売品であるアトリが何故重要パーツなのかとか
調べたら最終回のED曲は原作ゲームかららしく、これも粋で良いと思います。
2期の2クール目ですが、ほぼ繋がりのない内容なので実質3期的な内容です。
1期や2期1クールは、難解な内容やセリフが多かった気がしますが、それでも理解が出来る範囲だったように思います。
しかし2期2クール目は、それらの解説を完全に投げっぱなしにしてるように思え、止まっている作画も多く、劣化なろう系の作品に片足踏み込んだように感じました。
おそらく原作通りなのでしょうが、神様ポケモン(選定審判)や地下の国など、それまで何も話題に無かった話で進んで、まるで無理に延長した漫画が、無理やり設定で繋いでいるように見えました。
放送を延長して終盤の話を放送してたので、中身を凝っている作品(その結果、後半に力尽きた)と期待していたので、そうではなかったため落胆してる分、マイナス評価になってるかもしれません。