いいアニメ化だ...
バトルは見どころ満載なんだけど力比べの昂揚感を粉砕する山の神がこの作品の本質で、バトルの万能感を期待する作品じゃないよっていう印河の独白がこの作品のテーマ
アニオリの鳶のカットはその示唆への助けになっているのがいい
細かい改変点が多すぎるので漫画との差異を語ることはもはや無意味だけど、大ゴマのインパクトを捨てて完結までを踏まえた一貫性のあるストーリーラインに深みを持たせるっていうアニメの語りはおそらく見立て通りで、支持したい
ケレン味は薄味なんだけど、だからこそ漫画も読んで欲しいとも思う。マジで別作品と言っていいくらい語り口が違うので。お山のデカさとかね。
このあたり漫画読んでる時は怒涛の展開が、まさかクライマックスに向かってるとは思ってなかったので、野禅の精霊転化から始まるクライマックス感のあるBGMはわかりやすく調整されていて良かった
迅火の危うさ、真介の方向性とか読み返さないと分からない心情の動きが丁寧
4人が泰山から走って逃げるカットとか、たまから諌められた時の迅火の子犬のような目とか、原作に無いはずなんだけど解像度高えなってカットが多いのも推せるポイント。
一個だけ文句言うなら天地割りのSEは落雷にして欲しかったな〜!あんなの斬撃で起こせる現象な訳ないじゃん、超常にしてくれ。でもサイキック十字エフェクトの追加は解像度高くて良かった〜