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たぶん整合性のあるシナリオを重要視します。 でもやりたい事のために荒唐無稽な映画も嫌いではないです 特に強いコンセプトはないけど、ガワだけ体裁を整えた作品に対して著しく厳しい傾向がある気がします

サービス開始日: 2024-03-26 (240日目)

視聴状況

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とても良い

見どころいっぱい。

シナリオ的には決戦前のタメ回なんだけど水上節が効きまくる名言のオンパレードにより見せ場回になっているのは戦国妖狐のテーマにも繋がる部分だと思う

原作でよく語られる見開きぶち抜き5ページの義輝の抜刀シーンを、無理に原作再現しようとはせずアニメならではの時間軸を使ったスタイルで見せ場として演出したのは評価したい。
これまでハイペースで見せてきた展開を、松永軍突入以降はたっぷり間をとって開戦までの臨場感を感じさせた後、抜刀する瞬間に熱のピークを持ってきてる。漫画だと抜刀後の大見得を見せゴマとして扱っているのでかなり演出方法が違う。
抜刀の瞬間、刀に映る義輝という構図もこれだけで原作好きにとっては非常に愛を感じる構図です。

挿入歌の赤泥の編曲は劇伴のエヴァンコールが担当。
トーナリティを崩さないままヌルッと挿入歌がスタートし、そのまま千夜とムドの問答に移行していくことで2つの戦いが同時に起こっている事をより強調し、流れを崩さないままいつもの引きのBGMで終わっていく流れが綺麗。編曲と劇伴担当者が一致していていないと出来ない演出だ。
どちらかといえば劇伴にボーカルを載せたという印象が強い使い方で、とても贅沢。
赤泥は以降のバトルシーンにも出番があるそうなので楽しみ。タイトルと曲調から大体どのシーンか想像できる。

1番弱い針鐘が上げた狼煙を千夜が掬い上げるのはやっぱり良いですよね。1部を含めてキャラクターが関わり合いながら変化してきたここまでの集大成があのハリガネパンチといえるので。アニオリで随所に道錬の回想マシマシにしてあるのも分かってる〜となりました。ただ、だからこそ1部での千夜と道錬の会話は削るべきじゃ無かったな〜とも。
千夜のアンサーを受けた次回のムドもまたいいんですよね。そしてそれ以降の伝播も。

将軍の名言の中で、
「乱れた気を振り回していると疲労で己の無力に満足してしまうぞ」と、今回の「しかめっ面して努力だ根性だと言ってるうちは真髄はこちらを振り向いてくれぬ」が特に好き。



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良い

華虎様が服来とる〜
OPで全裸だったので押し通すのかと思いきや流石にあかんかったか。
とはいえ月湖への女としてのおめかしの喜びを教唆する際への着衣なので、一応作劇的に不具合が起きないようにしているのは丁寧な配慮。

今回詰め詰めだったのでカットされてる要素が多かった中で気になったのは真介の描写。
道場生相手に四人抜きした上で月湖にあっさり負けるっていうパワーバランスが好きだったのでちょっと残念。ただ真介の武力としての評価をカットしてそれ以外の能力にフォーカスさせるのは、尺の都合というよりもシリーズ構成としての設計の面が大きそう。千夜と月湖にとって頼れる兄貴分でありながら、将軍の前では真介もまた子供に等しいという構造に作り替えられていて、後々の各々の変化を含めるとこっちの方がストレートに伝わりやすいという解釈なのかも。

南蛮衣装を来た月湖がお父ちゃんにも見せたかったというセリフもカット。通りすがりの親子の姿に2人のトラウマを語らせているのは好ましい変更。というか思慮深い月湖がこういう事いうのに違和感があったので原作のセリフがあんまり好きじゃなかった。駆け引きで言ってるにしても嫌だったし(成長後の月湖なら分からんでもないが)

雷蔵の「酒、準備するわ」ってアニオリも超よかった。湿度の高い真介のセリフよりもこっちの締め方の方が大人組の深みがあって良い。

来週はついにアレっすね。
専用挿入歌付きとの事なので気合い入った演出を期待しています。



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良い

たまの見せ場では1部の劇伴を使うっていう演出が多層的なグラデーションを感じられる。
1部は勧善懲悪、2部は贖罪っていう方向性の違いがメロディーラインの明暗でわかりやすい。
狂神戦が1部にはないタイプの劇伴で、揺れ動く千夜の葛藤を表現するドラマチックさが良いです。

相変わらず細かいアニオリが多いんだけど、千夜の笠を月湖→真介→千夜とバトンタッチする演出が芸が細かい。呪符・平穏無事をうまく活かした良演出。何気に呪符がめっちゃ増えてるのも弟っぽい甘えが見えてかわいい。
意図が見えなかったのは、真介に縋る月湖の「私が弱いから千夜を守れない」っていうセリフのカット。千夜を心配するのと同時に、(女だし子供だから)自分が弱くて悔しいっていう要素は、前回の温泉からもオミットされてる。月湖の自我が感じられてかなり好きなシーンなんだけど後々で回収されるのかどうかは気になるところ。

真介のぐだぐだ悩みパートをカットして修行パートを盛ったのはスマート。
刃向かえば容赦ないけど山の神的には1部の一行で最も一目置いてるのは真介ですよね。どう考えても特別待遇なので。「今のうちに割っておこう」はゾクゾクしました。名演技。

ラストの今はもう尺がない、は漫画だと「今はもう頁がない。来月号で教えてやろう!」です。細かく引きを合わせてくるな。



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とても良い

OPが1分半でわかる戦国妖狐第二部としてのパーフェクトアンサー。見たかったとこぜんぶ描いてある。
特に言及したいのが開幕カット。コマ送りにしないと見えないけどこの瞬間からOPがスタートしてるだけで製作陣を信用できる。
とはいえ隠されているキャラが複数いるのと、YouTubeのノンクレジット版を見ると処理が違う箇所があるので進行に応じて加筆とか追加してもいいんすかね。

2話で旅のメンバーが揃い踏み。
迅火と千夜。千夜と月湖。月湖と真介。
1部メンバーの属性とイデオロギーをずらして配置することで、1部メンバーを含めた様々な対比が作られていて、それをそうとは感じさせない少年漫画展開でシンプルに見せていく。

ちなみに月湖は温泉のシーンを中心にカットされてる要素があって、
強くなりたいのに女で生まれてしまった事をコンプレックスに感じてるという要素をさりげなくカットされてます。
これ自体はご時世的に懸命な判断だと思うけど、この命題をどう克服していくかっていうのは月湖を主人公として見た時に面白い要素なんですよね。これを踏まえておくと2部の後半戦がグッと面白くなります。
守られるだけの都合のいいヒロインじゃなく自我を目的を持ったキャラなので月湖は千夜と並んで主人公と言っていいキャラなんですよ(実際アニメ公式サイトではちゃんと主人公と表記されてます)。

色が付いたことで瞳の対比を明示的にしてるのが特徴的。
真っ赤な千夜。翠の月湖。琥珀色のムド。
特にムドの目が人外感が強くて良かった。
この頃の水上漫画ってデザインとか色彩感が弱点だと思ってたので意識的に持ってくれるのすごい嬉しい。

アニオリ部分に関しては八本松剣鬼が1期でのカットされた事をメタ発言で茶化す力技で回収したのがいいですね。水上キャラがいかにも言いそう。お見事です花田先生。



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とても良い

仕切り直しの1話、記憶の無い千夜と一緒に足元を固め直す回。
一部から続投の真介が居るようにストーリーは地続きなので、視聴者は状況の摩訶不思議さを生まれ直した千夜と一緒に一つずつ追いかける構成になっているのがうまい。
作画は1期終盤のテンションに比べてまずまずと言った感じだけど、グロテスクな要素が原作より盛られていて今後の盛り上がりを期待させるには充分。
あと相変わらずシリーズ構成が良い。全体の流れは同じなんだけど1から組み直してるのが感じられる丁寧なお仕事。月湖の弟子入り志願は確かに上手い引きだ。



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見てる

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とても良い

やっぱ面白いな
会話劇だけでもかなり満足感ある
結構攻めてるのにキャラにヘイトが向かない笑いを生み出し続けてるのが凄い
ヒロインたちのキワキワの残念エピソードは作画の可愛さでゴリ押せるとしても、カズマにずっと不快感がないのが凄い
しかも視聴者の想定を超えて勝手に動く感情移入タイプさせるタイプじゃないから扱い難しそうなのにバランス感覚すげーよ
絶妙な差し引きの緩急は3期になっても全く衰えず安定してる



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ネトフリの字幕が勇者のクセつよ訛りをちゃんと反映していて笑った。英雄(へいゆう)。送(ほく)る。細かい仕事好き。
頭使って見てないせいか勇者のツレの女の子がどこで出てきたか覚えてないや。



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とても良い

ビジュアル的なエロより、お互いの距離感が、価値観を埋めていくコミニュケーションやその結果生じる信頼感により近づいていく過程がエロいのがめちゃくちゃ良い
裸で着替えるシーンの会話の色気のなさより、何気ない商談談義の会話の方が色気を感じる演出からもその意図は明らか
時は金なりに対する2人のトーク、時間感覚と金銭感覚どちらにも言及した上で死生観にまで発展していてめちゃくちゃいいよな。会話劇が上質。

過去のアニメ版よりより夫婦になることを前提としたラブストーリーが演じられていてアダルティでいいですね。キャラクターや会話の質に魅力がなければやれない凄いストロングスタイル。
今話は雨音の演出もしっとりとした時間の濃密さを感じられてよいですね。



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とても良い

OPが「旅の途中」→「旅のゆくえ」って時点で最後までやるって決意が見えていいっすね。
完結を見据えた作りの導入も完璧だ。
ていうか15年経ってメインキャスト続投できるなんで声優って凄いな...。

そして劇伴ないシーンの音響がめっちゃいい。ガヤとかセリフのエフェクトの空気感かなりこだわってる。
派手さを取らずちゃんとハイファンタジーを作ろうとしてる姿勢に好感が持てる1話だ。愛されてるな。



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良い

あれ?意外とシナリオ面白くない?
もうちょっと独自性であるフリオとフェンリースの夫婦ラブコメを詰めて欲しいなという明確な不満点はありつつ、初代魔王が転生者っていう世界設定は惹かれるものがあるので、それを踏まえた現魔王のキャラは結構好きかもしれない
メインストリームとしては種族・階級による差別と格差がテーマだと思うので、そこを踏まえると勇者のコメディ的なキャラ付けとかハーレムっぽい4人集はバリロッサだけで十分なんじゃねーかなって気はするのでノイズにしか感じないんだけど、今後掘り下げられてくんだろうか
魔王がいいキャラしてるのでフリオ夫婦とバリロッサがいれば面白い話できそうだけどね



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なろう系ほとんど見ないから全くわからないんだけど、異世界→異世界って結構珍しい?

いわゆるJRPG的なヨーロッパっぽい中世で展開されるのはよくあるファンタジーとして飲み込めるんだけど、AR的なインターフェースがなんの説明もなしで出てくるのはいまだに受け入れられない。このすばみたいなギャグ時空ならまだわかるんだけど、こじつけでも理由づけが劇中で説明されないと真面目な作劇でやられるとこれ10年後あたりの世代を跨いだ頃には全く意味不明になるんじゃない?



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OPが話題だったので。
Lv2での覚醒に掛けて2話から本領発揮する構成は遊び心が感じられていいな。
いわゆるハイテンポ系の電波ソングとは違って、音数絞ってるラブコメとかハーレム者のEDタイプの電波ソングだよね。平成感丸出しのこれをOPにぶっ込むのは攻めてるな。しかもダンスか〜。

キャスティングも時代間違ったなって感じで、脇役に回ってる過去のベテランキャストばっかり。ダメ押しの田村ゆかりで笑ってしまった。

なろう系ほとんど見ないから不文律の情報量が多くて圧倒されたけどハーレムものにならないで夫婦ラブコメに注力するなら楽しめそう。もうちょっと見ようかな。



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とても良い

樹木ミサイルの超作画とか、独自の演出を加えた完璧な再現度の真介の一太刀、原作以上に超絶美少女で描かれているたまなど怒涛の展開を彩る作画が目白押し

たまの頭身が上がるのは本来原作では2部からでたまの意思に寄るものでしたが、泰山の逆流した神気により姿が変わるというアイディアはそうきたかという感じ

特に真介に闇を纏わせる為に上から飛びかかる構図に変更したのは屈指の改変点だと思う

相打ちで倒れた真介を見て千本妖狐誕生のダメ押しになるという点も掛け違いの悲壮さを強調されていて、細かな改変点がぴったりハマった最終話だった
千本妖狐周りに関してはCVの熱演とエヴァンコールの劇伴による音響面の演出もお見事でした

数々の改変点が、そこにいた全員の業が縒り集まって大火になるという構図を際立たせるために統制されており、非常にまとまりのある完成度の高い13話でした

しかし改めて一部を見返すと迅火を狂わせたのってやはり明確にたまですよね
悪意は無くても(むしろ善意なのに)人を狂わせるところに妖狐としての業を感じさせる
原作のスリリングなライブ感を、完結後だからこそできるテーマの補強によって一貫性を持たせる作りにホワイトフォックスの愛を感じました



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いいアニメ化だ...
バトルは見どころ満載なんだけど力比べの昂揚感を粉砕する山の神がこの作品の本質で、バトルの万能感を期待する作品じゃないよっていう印河の独白がこの作品のテーマ

アニオリの鳶のカットはその示唆への助けになっているのがいい

細かい改変点が多すぎるので漫画との差異を語ることはもはや無意味だけど、大ゴマのインパクトを捨てて完結までを踏まえた一貫性のあるストーリーラインに深みを持たせるっていうアニメの語りはおそらく見立て通りで、支持したい
ケレン味は薄味なんだけど、だからこそ漫画も読んで欲しいとも思う。マジで別作品と言っていいくらい語り口が違うので。お山のデカさとかね。

このあたり漫画読んでる時は怒涛の展開が、まさかクライマックスに向かってるとは思ってなかったので、野禅の精霊転化から始まるクライマックス感のあるBGMはわかりやすく調整されていて良かった

迅火の危うさ、真介の方向性とか読み返さないと分からない心情の動きが丁寧
4人が泰山から走って逃げるカットとか、たまから諌められた時の迅火の子犬のような目とか、原作に無いはずなんだけど解像度高えなってカットが多いのも推せるポイント。

一個だけ文句言うなら天地割りのSEは落雷にして欲しかったな〜!あんなの斬撃で起こせる現象な訳ないじゃん、超常にしてくれ。でもサイキック十字エフェクトの追加は解像度高くて良かった〜



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原作にない技を筆文字で出されると笑うからやめてw
道錬殿だけ男塾時空なんだよな
筆文字大盤振る舞いでバトルの勢い良かった

結構アニオリの功罪がハッキリしてきた感じの話数で、
見開きや大ゴマのインパクトを再現するのに見切りを付け、全体を通したテーマ性に説得力を持たせる方向に舵を切ってる印象が話数を追うごとに強くなっている
瞬発の最大風速は漫画に劣るんだけど、シーンや台詞ごとの対比のさせ方によってそういった解釈もあるのかって発見があり、もう結構漫画とは別物って感じだ
特に、道錬の悟りの境地とも言える見開きの独白部分を、迅火にもオーバーラップさせて対比してたのが面白い

迅火は目を覚ました時の演技も漫画の印象とはかなり違って、危うさよりもキャラを好きになってもらう方向に。
真介も闇堕ちのヤバさをマイルドにして、悩める弱者としての側面が強め

この変更が2部でどう効いてくるのかを楽しみにしたい

ただ、このせいで瞬間瞬間の説得力が温くなっちゃってるんで、全体的に今何やってるんだっけ?って現実に戻る瞬間がある気がする
漫画でもそうなんだけど、ドライブ感の強さで読んでるうちは気になんないんだよね
アニメはそういう意味では瞬間毎の吸引力は弱い気がする



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