ガルクラ放送当時、一視聴者として感動しながら観ていました。総集編を観て、改めてその魅力を再確認しました。
アニメで観た時に印象に残っているのは、井芹仁菜と河原木桃香が衝突しながらも互いを理解していく過程です。桃香が地元に戻ろうとする中、仁菜の鬱屈した思いとぶつかり合いながらも、少しずつ心を通わせていく姿が心に残っています。仁菜の中指を立てるシーンやシーリングをぶん回す場面も強烈でした。
映画を通して、河川敷で桃香が仁菜の歌を聴くシーンや、雨の中で「空の箱」を演奏するシーン、すばるの優しさを素直に受け取れない仁菜に桃香が声をかけるシーンは何度観ても、2人を語る上では欠かせない大切なシーンだと思います。
また、すばるが仁菜に弱さを打ち明け、互いに向き合っていく姿にも心を打たれました。弱さをさらけ出す勇気の大切さと、自分も仁菜のように正直に、そして、桃香やすばるのように人と向き合えているかを改めて考えさせられる作品だと思いました。
あと、新規カットも多かったですね。
出会う前のトゲトゲメンツの描写や新川崎(仮)の初ライブ前に、衣装に悩む仁菜の場面。「名もなき何もかも」をやったあとに仁菜と桃香が睨み合うカット等。他にも細かいカットが追加されていると思います。OPEDの新曲もかっこいい。ガルクラ初見の方と一緒に見てもアニメ放送当時の興奮を追体験できるような内容になっていると思いました。ぜひお友達と小指を立てに!