とても良かった。老若男女におすすめ。しかし初日の新ピカなのに席が全然売れてなくてびっくりした。
監督は荒木哲朗(進撃の巨人など),脚本は虚淵玄(魔法少女まどか☆マギカなど),キャラクターデザイン原案は小畑健(DEATH NOTEなど),制作スタジオはWIT STUDIO(SPY×FAMILYなど)と,今のアニメ作品のトップクリエーターたちが結集している。
モチーフになっているのはアンデルセン童話の○○○。これをよく現代風に落とし込んだ。お見事としか言い様がない。虚淵シナリオだから何かひねってくると思っていたが,アンデルセンの○○○をそのまま踏襲していたかな。それもあって,ラストでは思いがけず一条の涙が頬を伝った。時間を作って青空文庫でアンデルセン○○○を読んでみたくなった。ノベライズもされていて,こっちは武田綾乃の手による。これも読んでおきたい。
映画.comのレビューを観ると,Netflix先行試聴組の間では評がすこぶる悪い。そういう人も劇場で観てみるといいよ。たぶん評価が変わる。