感想
嵐の前の静けさ。否、嵐の過ぎ去った後のつかの間の平穏か。物語は閑話休題、とはいかず後の展開への不穏な種を撒く。
初華に関しては”孤独”がひとつ彼女のテーマにあることが示されたように思う。周囲との調和に最も重きを置いているキャラクターであり、不和またそれによる孤独を恐れるか?祥子に対しての心配の裏側に彼女への執着を見て取れる。”ドロリス、悲しみを恐れるなかれ”
にゃむちもバラエティでいい感じに立ち回っているかと思えるが、モーティスの天才的な演技に対する嫉妬に狂わされている。
祥子の仲間という関係性への不信が彼女の持つ孤高さと悪い方向へのシナジーを持ってしまう。その結果生じた損害も自らが恩恵を受けつつも縛られているTOGAWAの力で解決されてしまい、またその力に抗うこともまたできず自己を諦めお嬢様に甘んじてしまった。「私は、私が嫌いですわ。」
そよりんが己の弱さと向き合って”やばいんだからね☆”となったように、AveMujicaの面々も己と向き合い各々の解決へ向かうことになるのか
個人的に海鈴の内面の問題をどのように浮き彫りにするのかというところが全く想像できず、かなり楽しみにしている。
余談
AveMujicaがMyGOと対比される関係にあることはPVから明らかであるとして、その対比は「MyGOが”解散から紆余曲折を経て結成したバンド”であるのに対してAveMujicaが”最速で武道館を目指す結成から最速で解散するバンド”であった」物語上の構造以上に、メンバー5人の性格といった他の面でも対比の構造があるのではないかと探りながら見ている。(流石にそこまでの構造を組み込むと物語の設計が難しいようにも思うので妄言かもしれないとも思う)
立希はともりがいればMyGOなどどうでも良いと思っていたように、初華は祥子がいればAveMujicaにこだわる必要はない。といったうっすらとした対比はところどころ見つかる。
memo
- AveMujica、本当に解散した。にゃむち激おこ案件。
- 初華「Mujicaがなくなっても一緒に居てくれる?」
- 祥子、元の生活に戻る。
- にゃむちはMujicaを踏み台にバラエティで活躍 -> ・・・と言いつつドラムも練習してるし演技に関してはモーティスを意識しすぎている。AveMujicaの禍根。
- 銭湯。祥子も550円払ってるのかな。
- 他のメンバーとは異なりマスコミとは無縁の静かな日常を過ごす祥子。
- 静かに怒る?海鈴。一度は居場所になると良いと思ったAveMujica。これ以上掘り返されたくないという思いの現れか。
- 損害賠償を払われた手前帰らざるを得ないこと、それと共に父親を捨てることを強いられてる祥子。無言。
- 「私は、私が嫌いですわ。」つらい。
- 「探すと行ってもどこを探すといったものか」そよ、睦を探す。
- そよりん、スマホの変換で「あ」と入力しただけで「AveMujica」が出てくるところにそよさんの性格悪いとこ出てる。
- 初華。祥子とのトーク履歴を眺める。彼女の抱えるは孤独か。
- ANON TOKYO 「TO GA WA GURUUPU♡」
- まんざらでもない顔の立希「私は今、幸せだけど」たきともありがとう・・・俺もう死んでもいいかも。
- 「祥ちゃんは幸せ?」ASDともりん出た。流石の祥子もガチ切れ。
- 吸い込まれるようにピアノの部屋へ。CRYCHICの頃と今のあまりの差とその心象に。
- 聞き耳を建てるそよさん。性格の悪いところでたね。
- 睦ちゃん。いなくなっちゃった。ガチ引きそよちゃん。