面白くて楽しみにしていた、という感じてではなく、完走させられちゃったなあという感じで最後まで観たアニメ。
定石どおりっぽい結末だったと思う。
1話を観たときにも顕著に感じたのだけど、「定石知ってますよ。こういう展開でやればいいんでしょ」的な定型を貼り付けたような妙な分かりやすさがあって、いまひとつ乗れない感じがずっとしていた。
途中で、きわめてわかりにくい、今まで観たことないような展開をさせたくてのことだったのかもしれないけれど、物語との距離感を感じてしまったなあ。
最終話付近で同じ画面に登場するまでサイボーグとNPC(人類)が同じ世界にいるのか、どちらかが仮想現実にいるのか判然としなかった。そこにドンテン返しがあるのではないかと期待して観たところもあったのだけど、そうでもなかったので肩透かしを食わされた気分である。
全部がぜんぶゲームの話でしたよ、というオチがついてもいいのかなと思ったりしたが、それだとこの話なんだったんだということになるので、いかんかなあ…。