まさかの人形劇吹いた。
今回はライティング、特に逆光を使った演出が印象的だった。特に「後でちゃんとやり直すから!!」のカットと「言うて知らないと大変さって分かんないよね」のカットが、見たことがないような表現で髪に光が透けている感じが非常によく出ていて素晴らしかった。
喜多川さんがお弁当を作ろうとする前にごはんのアップショット、ボタン付けを手伝おうとする前にボタンのアップショットとか、前フリが丁寧。喜多川さんの手作りお弁当のシーンはちょっとくどく感じたかな。
「男らしい」立ち振る舞い、アニメだと動きでも表現する必要があるので難易度高くね?と思っていたが見事に表現されていた。アニメーターさんスゲエ。先生からの差し入れのペットボトルを渡すときの手のアップショットも、慣性がものすごく細かく表現されていて、さりげなくスゴかった。
シャンパンコールは一度も聞いたことがなくて原作で読んだときも特に調べたりしなかったので、実際にどんな感じかアニメで聞けるのは助かる。
さてここからは長々と自分語り。
生ホスを好きなことを他人知られるのを村上君がおそれるの、すごくよくわかる。自分も中学生の頃、ある女児向けアニメを見ているとき家族に「こんなの見てるの?」と言われたことがあって、それは40年近く経った今でもよく覚えているくらいショックな出来事だった。何かを真剣に好きになって、それを他人から「そんなの好きなの?」と言われると、好きなものの価値を否定されたように感じ、これを好きな自分はおかしいのだろうかという不安が生まれる。自分が言われたときはまだネットもなかった頃で、同好の士を見つけることも難しかったのでなおさら。
五条君も雛人形でそういう経験をしている。自分もそういう経験があり、第1話で喜多川さんの言葉がそれを救ってくれて、ギュッと心をつかまれた。
そして今回は喜多川さんに救われた五条君の「全然恥ずかしい事じゃないのに……」という言葉が村上君を救う。見ている自分も救われる。そういう作品だから、自分はこの作品が大好き。