今作のルパンは最近のおそ松さんやバカボンのような、ターンA的にこれまでのルパンを全て網羅した上でリアルとフィクションの対比のようなコンセプトだったのかなぁと思った。
フィクションの世界から抜け出て現実の世界で歳をとり、技術の進歩に時代遅れにされたルパンが再びヒーローとしてフィクションの世界に帰還する、そんな感じ。
で、ルパンの秘密がなんだったのか。初老のルパンの顔の下に歳をとらないフィクションの世界のルパン、もしくはアニメのルパンの顔の下に現実のルパン(個人的にはクリカンではなく山田康雄、大穴で目黒祐介……小栗旬でもいいか)ってのでもいいかな。
もしそういうコンセプトであったのなら、何度もセリフの中では「歳をとった」ということが強調されていたけど、あまり絵的に変化が見えなかったのがちょっと残念かも。