Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

ほむらちゃんの望みを叶えてあげたい

劇場版3部作の完結編であり完全新作ストーリー映画です。
副題の新編/叛逆の物語とついていますが、最後までみるとまさに秀逸な副題だと感じています。
主役は引き続きTVシリーズの続きから暁美ほむらの視点で綴られていきます。
「まだ、だめよ」のミュージカル調の演出から始まり、ほむらがここが魔女の結界の中であると認識し、脱出するというのが流れが物語の骨子になっています。
ですがここに数多くのギミック、暗示、時には魔女文字という形のサブリミナルが複数混ざり込み、まるで宗教映画の如くダイナミックな映像の魔術で物語を覆い隠しているところが凄い映画だと感じました。
眼鏡をかけて三つ編みにした素顔のほむらが、ワルプルギスの夜の日付を乗り越え朝日をみたとき、ここは夢の世界であると認識してからの無意識下の画面の攻防に気付くと非常に面白い作品に見えてくると思います。
「まだ、だめよ」という音源がアレンジされ気づかれないよう、非常に多く使われており、これが何度も何度もループして葛藤する心の迷いを演出しています。
心に傷を負ったほむらは野原で嘘偽りのない本心のまどかの気持ちを聞き、ある決断をしました。
そのことが結果的にBad風味である本作の結末を導いたことになり、その世界は幸せなのか、不幸せなことなのか観た人の賛否両論の評判を生みました。
まどかがいない新世界では他の魔法少女と真の仲間になれない、なってはいけないという独りよがりの孤独を抱えていたことがTVシリーズから伏線として機能しており、TVシリーズの結末とは逆の立場に叛逆するというラストを得てやっと仲間と向き合うことができた成長と捉えることも出来ると思います。
難しく書きましたが、ぜひほむらの気持ちになって、なんとしてもまどかのいる世界に回帰し、「彼女を守れる私になりたい」という願いを叶えたかった気持ちを汲んであげてください。美樹さやかともこういう形でしか親密になれなかったと考えるとまた面白いかもしれません。
「いつもモノクロだった瞳の奥の景色捨てたら夢みつけた」
「何もない世界で創る絆は強い意志を与えた」
OP曲カラフルのこの歌詞は初めて聴いたときは背筋が凍るほどの衝撃を受けて、涙が出ました。



Loading...