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全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

この作品は本当にEDテーマの歌が良くて
いぬやしきという作品のカラーが全てEDテーマの歌に乗っていることにまず感動しました。
主人公の歳のわりには老けている犬屋敷さんが機械の身体を得て自分の使命に目覚めていく感じは爽快感があったし、現代医療では治せない難病の人を治すという奇跡をおこなっていくところはやはり涙なしには見れない凄く感動した描写でした。
獅子神くんが更生しそうで、その瞬間にやっぱり自らの罪によって彼の平和が壊れていくところなんかも凄く共感できて面白かったし、彼の母親が自殺してしまうというところは悲しみのピークだったように感じました。
ネットの書き込みした人や警察に対して虐殺行為を行ったという映像化に非常にデリケートな部分も頑張って映像化していたし、やはり原作で見た迫力がうまくアニメに乗っていたのが好印象でした。
獅子神の友達のチョッコー君が犬屋敷さんの方と友達関係になり、歳の差を超えた友情描写も凄く面白く感じました。
ただ、不満があるとすれば犬屋敷さんの声優が小日向文世さんで棒読み気味なのがずっと続くのでここはやっぱり好きになれるかというと若干の冷めが出てくる。
ラストは隕石の上でこうするしかなかったと超常の力を持った犬屋敷さんと獅子神は両方消えて世界は救われるわけだけど、オチとしてはやっぱりこれはつまらないと今でも思う。
チョッコーと犬屋敷さんの友情はもっと見たかったし、犬屋敷さんの人助けとか家族の描写はもっとストーリーとして続けられても良かったし、見たかった。
あまりに規定されたカーブを描いた始まりから終わりだったのが気に入らない、そんな作品でした。
観て良かった作品であったことは間違いないです。



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