ファルネーゼ様とセルピコの回想メイン回。原作既読組のため、アニメとの比較でつい見てしまうが、ファルネーゼ様の狂気はアニメ用にやや抑え目、その分セルピコ側の演出を強めてあると感じた。彼の目を開くときの雰囲気の違いはアニメ映えしています。実の母を焼かなければいけないセルピコの躊躇い、ファルネーゼのセルピコ依存の表現は文学的で幻想的であった。
一方メインのガッツとキャスカの旅は2人とパックだけでは限界に達していた。今回はよりそれを強調する回だったように感じる。ラストでイシドロ、ファルネーゼ、セルピコと再会できたことにより、物語が明るい方向に舵を切り出したように思えた。アバンで登場したシールケも期待感がもてる。
今回一番印象に残ったのは、セルピコ母が火あぶりにされる前にかかったBGMがとても神がかっていて素晴らしいと思った。