真鍳にアリステリアと敵二人がそんなに魅力がないせいか戦闘がやや退屈かもしれない。
弥勒寺さんは強い?いや、力不足?と思うような描写も目立つので、スカッと出来ないのが残念。
主題でいえば、掘り下げるべきはアリステリアのいう、かの世界は娯楽で慰みものだという反応だけれど、それを颯太くんに問う虚しさもあってやっぱり爽快感に欠ける展開が目立つように思えた。
私たちも神様に文句いってみたいんですけれど、どこに行けばよいですか。
直接創造神と呼べるような人に合えているレクリエイターズの皆さんは羨ましいかもしれない。
後半殺伐としてきた。
やはり創作物の限界というか、作者の考えた力量の限界は超えられないといった約束は守られている気がする。
すなわち松原の作家力次第でわかりやすくパワーアップしたラストの展開だけは今回面白かった。