ぶっ飛んだ設定、ツッコミ所満載のストーリー、豪華声優陣が演じるめちゃくちゃクセが強いキャラクター、ハイテンションと勢いの良さ、たまに挟まる真っ当なラブコメ展開と、腹が痛い位に笑える超楽しくて面白いアニメだった。メインキャラになる高橋奏はじめ男子3人組は、「身長173cmの小学5年生」っていうだけでもう面白いのに、そのキャラクター達の精神年齢は明らかに小5よりも幼くて、そのキャラクター達によるギャグはとにかく元気で勢いが良くて、そして小学生レベルの下ネタを連呼するという、ホントにカオスなものだった。下ネタ連呼とか、鬼ごっことかグリコとか、小学生男子が普段やってることを、見た目を高校生みたいにするだけでこんなに面白いとは思わなかった。基本的にハイテンションで無茶苦茶で理解が追いつかないようなギャグばかりやってたけど、たまに真っ当にラブコメする所も面白かった。主人公の夏歩と奏の恋愛は、高校生と小学生であることに加えて、奏の精神年齢が明らかに小5より幼いから、他の作品にはないような恋愛模様を見れて新鮮だった。奏は禄に恋愛についても理解してないような子どもだから、悪気なく夏歩を傷つけたり、すれ違ってしまったりとうまくいかない時もあったけど、分からない純粋無垢な子どもなりに考えたり、夏歩のために行動したりする姿は良かったと思う。夏歩の方も奏達に散々振り回されてたけど、奏との恋の中で少しずつ成長していた。最終回で12話分のツッコミをぶちまけた時はホントに面白かった。夏歩と奏以外のキャラクター達もとにかく個性的なのが多くて、ヤバいやつもいたけど、声優さんの熱演もあって最高に面白かった。最初から最後まで失速することなく勢いを維持して、ハイテンションのまま最後まで駆け抜けた、超面白い作品だった。