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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

複数ヒロインが登場する所謂ハーレム系ラブコメとはこういうものだって感じの超王道でめちゃくちゃ面白い作品だった。とにかくストーリー展開がラブコメの王道を笑えてくる位にちゃんとおさえていてラブコメでよく描かれるようなイベントをほとんどやってた。けどありきたりな作品というわけではなく、他の作品にはないような要素もちゃんとストーリーに組み込まれてた。1期の中で特に中心的に扱われた、主人公の楽が幼い頃に出会い、結婚を約束した女の子は誰なのかっていう要素とかがそれにあたる。王道ラブコメとしては勿論、他の作品とは違う唯一無二の作品としても楽しく見れる作品だった。王道ハーレム系として、最初から登場してた千棘と小野寺、話が進んでいく中で新たに登場した誠士郎と万里花、この4人のヒロインと主人公の楽によるラブコメ模様がとても面白かった。正直誰が1番かなんて決められないと思う位に4人全員が魅力的で可愛いヒロインだったけど、個人的には小野寺が1番好きだと思った。ヒロイン4人の中では、楽と両片想いという他とは違う立ち位置のヒロインで、中々積極的にアプローチができず、楽と他のヒロインの様子を見て一喜一憂する場面が多いキャラだけど、文化祭やバレンタインなどの様々なイベントを通じて、千棘とはまた違う形で楽との仲を深めていく様子がとても良かった。何より健気で優しくて、自分なりに恋に一生懸命な様子は、ヒロイン4人の中で1番応援したいと思わせるものだった。1期最終回の、屋上で楽と一緒にロミオとジュリエットを演じたシーンや、2期のバレンタイン回、中学の頃が描かれた回が特に好きな回。他の3人もすごく良いキャラクターで、ヒロイン1人1人と楽のやり取りは勿論、全員が一緒にいる時の賑やかで楽しそうな雰囲気もすごく良かった。主人公の楽も、付き合ってるフリをしてる千棘とのやり取り、両片想い状態の小野寺とのやり取りを中心にいろんな顔を見せる面白いキャラだったし、ヒロイン1人1人や他のキャラに対して見せる優しさが魅力の、カッコ良い面もちゃんとある主人公だった。メインキャラだけじゃなく、楽の友人の集、小野寺の友人のるりをはじめとしたサブキャラクターも、1人1人魅力のある良いキャラだった。この作品はハーレム系ラブコメとしてだけじゃなくドタバタラブコメとしても王道で面白い作品だったけど、その理由の1つがメインキャラだけじゃなくサブキャラも充実してたからだと思う。沢山の面白い魅力あるキャラクター達がいるおかげで色々な話が見れるし、1話1話が楽しくて面白くなる。ストーリー面以外だと、作品の演出・テンポ感もかなり良かった。コメディ要素も強い作品だけど、制作会社のシャフトによる個性的な演出が作品をより面白くしてると思った。作画も良くて、アニメ作品としてのクオリティも高いと思った。ストーリー、キャラクター、演出どれをとっても素晴らしくて、ハーレム系ラブコメとしてもドタバタ系ラブコメとしても王道でこちらの期待を裏切らない、非常に満足度の高い作品だった。



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