悠月が追い詰められて、徐々に余裕を失い、普段の悠月ではいられなくなっていく様子がじっくりと描写されていて胸が苦しかった。悠月の表情1つ1つが、特にラストの朔にすがるシーンでの表情が切なかった。不穏になっていくストーリー展開にリンクするかのような曇り空や雨を使った演出が印象的で、ラストの雨に濡れる朔と悠月のシーンは、すごく作画が綺麗だからこそ見ているのが辛かった。こういう部分、演出は映像にするからこそできる表現で感情を揺さぶられる。終始不穏だったからこそ、待ち伏せしていた柳下たちを朔と示し合わせて追い払った蔵センの場面に頼もしさを感じたし、同時に箸休め的な役割にもなっていたと思う。悠月編も佳境に入ってきたし、次回も楽しみ。