シャフトっぽい演出が濃厚で印象的だった。あとオープニングの曲好き。
羽川さんに踏み込まないことを決めてそれを以降の作品でも守り通した阿良々木くんは心が強過ぎる。この作品での顛末を得て羽川さんは阿良々木くんを好きになり阿良々木くんは羽川さんを好きにならなかったの、羽川さんの心がある意味壊れてしまうのも仕方がない…。
阿良々木くんの心情としては同情や憐れみから羽川さんを好きになることはしないという決意だったのか、背負い切れない重荷は引き受けないという優しさだったのかよく分からないけれど、時が問題を解決すれば阿良々木くんが羽川さんのことを好きになった世界も有り得るように感じたのでこの後戦場ヶ原さんが降ってくるのだと思うと何とも言えない気持ちになる。
……といったようなことを最初は考えていたのだけど、阿良々木くんが羽川さんの問題を背負えない、根本的には解決出来ないのに羽川さんの問題に関わることは止められないというの、羽川さんから嫌われる、憎まれるようになるという可能性が多分にある行動だと思うのに作中では羽川さんは阿良々木のことが好きなのが当然なのであるという空気で一貫していることについてよく分からなくなってきたな…。