3月に映画館で観た以来、2度目の鑑賞。
簡潔に述べる。「好き。泣く。映画館でしかみたくない。」
この作品を好きになるか否かの分かれ道は、彩葉の感情曲線の変化にノれるか次第だと思っている。これは、彩葉とかぐやの関係性の変化とそれに伴う彩葉の心情変化や価値観の転換とも言い換えられるだろう。(キャラのビジュ、映像、音楽、ボカロ等々を目的で観ている人にはあまり関係ない要素かもしれないが....)
本作は視聴者側の予想を超えるスピード・テンポ感(主観)で物語が進む故、多少ご都合主義なところが散見される。また、特徴として、明確な敵・悪役との対立構造、その他”ノイズ”の排除、他の劇場アニメでみられる長回しの演出の削減が挙げられる。こういった面に対して批判が集まるのは理解できる。実際、彩葉が当初「自分一人でやりきる」ことに拘っていた背景、母との確執とその解消等の描写はもう少し尺が欲しかったというのは私自身も感じた次第である。しかしながら私の場合、前述の内容にノることができたので、そうしたある種の構成の粗さには目をつぶることができた。
そして、圧巻の映像体験ができることは言うまでもないだろう。空間を広く・深く使ったカメラワーク、発光の多い映像表現はまるで”ライブステージ”をみているかのようだった。
他にも語りたいことは色々あるがキリがないのでここで止めておく。