2期で断然面白くなった。単純な身近なミステリーの要素だけではなく、策謀を巡らせる<モリアーティ>小佐内がどう動くのかの面白さがあった。1期では最後の種明かしでその小さな身体に見合わない凶暴さが明らかになったが、2期はそれを踏まえて小鳩と小佐内が「互恵関係」を解消したところからの始まりになっている。小山内だけが異常なのではなく、<ホームズ>小鳩もある種の正義に基づいて動いているが、他人の隠したい面をずけずけと暴いていく異常性が明らかになり、彼女である仲丸にそれを指摘され振られたが、気にもかけていない。悪い意味で「お似合いの二人」の関係が明らかになる。「小市民」を目指した理由となった事件、その続きとも言える現代の事件が交錯し、小鳩の人間性の学習という意味で多少の成長を見て、ラストにボンボンショコラのような苦みと甘味の入り交じる解決となった。
2期では新聞部 瓜野のキャラクターが良かった。小山内と付き合い、探偵活動を応援されていたかと思ったら、些細な理由で恐ろしい復讐をされた。もう女子と付き合えなくなるくらい。小山内に翻弄される哀れな子羊を上西哲平が好演していた。
OP 火星人/ヨルシカは軽快な曲、ED やなぎなぎ/SugaRiddleは、不穏な出だしから始まり、転調後爽やかな曲調に変わる流れが、作品に合っていた。
映像はシネスコサイズで岐阜の風景が緻密に描かれており、想像の中で風景の中を移動する場面展開は1期に比べ更に磨きがかかっていた。
原作の既刊としてはラストで、アニメ化されなかった作品もある様だが、アニメの続編が見てみたい作品になった。