原作未読。
結末はなんとなく知っているけど……
人物の造形、発する言葉、その行動がいかにもトミノっぽいなあ、と。
しかし、富野作品で時々感じるわかりづらさは無く、物語がすっと入ってきた。
原作小説を上手く咀嚼している?
そういえば、富野さんによる話を他の人が映像化するのは珍しい気がする。
高い志を持ち、それを実現させるために起こした行動が間違っていることも自覚している、ハサウェイ。彼はどんな道を歩むのか……
ケネスはただの脇役かと思っていたら、ライバルキャラ的な立ち位置なのかな。かなりの切れ者だった。
そして、クェスのような、ララァのような少女、ギギ。女性が物語の鍵を握っていそうなのも、実にトミノ的。しかし、あれは惚れるわ……
三部作、物語の導入として満足のいく内容だったし、映像、音のクオリティも期待通り。不満があるとすれば、ペーネロペーばかり目立って、クスィーガンダムの活躍が少ししか見られなかったことぐらいか。二部以降に期待かな。