SEEDシリーズはとにかく半端な脚本という印象が強くて、特にDESTINYではかなりやらかしていたという記憶しかなくて。
なので、見に行く気は無かったんだけど、意外と評判が良かったので……
端的に言うと、良い意味でも悪い意味でも徹頭徹尾SEEDだったけど、すみません、ちゃんと面白かったです。
いろいろ放り出していたものを拾い上げて、大きなテーマを提示して、キラとラクスを軸にしてそれに対する回答をちゃんと描いていた。
どうしたの? 脚本に監修でも入った?
まあ、争いはどうする?という、もう一つの大きなテーマに対してはあまり示せていなかったけど、それは他のガンダムシリーズも似たようなものなのかもなあ……
うじうじしていた(仕方ないけど)キラを、叩き直したアスランはすごいな。幼なじみという設定が初めて活きた気がする。
滅茶苦茶頼りになったし、一番大人になっていたかもしれない。
しかし、MVPは間違いなくシンでしょう。全編に渡ってなんだか癒しがあったしw 戦闘ではカッコよかった!
DESTINYでは五月蠅いやつ、という印象しかなかったけど、デスティニーで暴れ回るシンに頼もしさを感じるとは。
デスティニーのキット欲しくなっちゃった。
早々にライフリもイモジャスも墜とされて、ここまでは予想通りだったんだけど、乗り換えるMSがストフリ!デスティニー!インパルス! これは予想外だった。
でも、乗りなれた旧型機で戦うのは男の子的にはとても熱いし、おなじみの機体が戦う姿をスクリーンで見られるという点ではファンサービス?
バンダイ的にはそれでいいのか知らないけど……新商品も出したし、旧キットも売れるし、でいいのかな?
倫理観の無さはSEEDなのであきらめましょう……