きっとミラーシャは、この日々を忘れないでしょう。側(エリー)から見たら雰囲気台無しでも、ミラーシャにとっては初めてエリー(隣の人、後輩ではなく)と同じように接してくれた、めちゃくちゃ嬉しい時間だったと思います。もちろん、相手のことを思っていたとしても厳しい一辺倒がいいのではなく、アイラの関わり方はかなり厳しいと思います(エリーみたいに適度に自分を甘やかせないと大変そうです)。その点の話としてはグレイス隊長の「もっと褒めて」がカバーになっていた気がします。
ジニーはかつての自分と同じ人に出逢います。自分の歌で笑顔になってくれる、誰かの歌で笑顔になる人です。しかし、その人とジニーは同じではありません。ナイトウィッチの言葉「また星空(ソラ)で逢いましょう」(「空」じゃなくて「星空」だと思いました)にジニーは言葉を返すことができません。同じであっても同じになれないジニーが向かう先を見通すことはできませんでしたが、なんとなくエンディング曲「わたしとみんなのうた」わたしのうた、みんなのうたという言葉が今回は強く印象に残りました。
ミラーシャのアイラ以上になりたいという言葉、もしくはいのりと祖母の交流やいのりの故郷の琴による演奏、ミラーシャとアイラの歌唱、そういった今回の話の時間を過ごして、故郷を思ったジョーが描かれるだろう次回を早く見たいと今回も思います。全員を好きになりました。
追記 追われた故郷に帰りたいと思わなかったエリーはもしかしたらそこで大切な人を亡くしたからなのかもしれないとふと思いました