原作未読。
7話で漫画家としての第一歩を踏み出した手島先生が、8話冒頭ではすでに漫画で挫折している。この間に何があったのかをまだ明かさず、現在の手島先生が教師をしているという事実を先に見せることで、この先に挫折が待っていることを視聴者に意識させる構成が物悲しさを醸している。
大島の取材などは一見すると普通の夏休み回にみえて、正直今回は普通だなと思っていたが、やすみんが先生の手を取って花火を見る場所へ引き上げる場面から、再び作品の凄さを感じさせられた。まず、やすみんが先生の手を取ることが、先生を再び創作の世界へやすみんがキッカケで引き上げる象徴に見えた事。
そして、先生からもらったノートの「漫画で描きたい100のコト」を安海が復元し、さらに何倍もの「描きたいこと」を書き連ねて見せる場面には、先生が失った「描きたい」という気持ちを安海が引き継いだようで心を動かされた。
この展開はある程度予想できていたが、音楽や演出、花火というシチュエーションまで含めて感動させる力がある。
最後に先生が再びノートを手に取る姿も、創作への情熱が完全に消えたわけではないことを感じさせ、今後への期待が高まる。