先の回のネタバレあり。
ザボエラに「炎のような暴力性と氷のような冷徹さが同居した男」と評された曲者、フレイザード登場の新展開。
レオナの絶体絶命の危機に、フレイザードとの間に割って入る勇者ダイ。姫を助ける勇者というど直球なシーンだけに、格好良さにしびれる。
それは、レオナの特徴的なプリンセス像にもよるのかも知れない。「魔物と同じ道を歩むぐらいなら、人間として飢えて死にましょう」と、正義の心を臣下に解く気高く強い王女。王族としての高い精神性を持った彼女は、勇者が守るべき存在として描かれている。それを支えているのは、もちろん早見さん。あなたがレオナ姫でよかった。
レオナこそはアバンをデルムリン島に遣わせ、ダイを勇者にした立役者でもあるけれども、その流れがわかる台詞も補われていることに好感。彼女が持つ強い「正義」、それ自体が魔王軍の直接的な驚異となるのは後々の話。
今日はポップの回ではなかったけど、豊永さんがいつもながらの好演。
公式サイトのコメントを読んで、この方もダイ大への愛を持った方と知ってうれしかった。