ジャンプコミックス、9〜10巻収録分。先の展開のネタバレあり。
ジャンプコミックスといえば、10巻の表紙裏に三条先生のコメントがある。
以下、一部引用。
この”バラン編”はまさにそんな恐怖や緊迫感を前面に押し出した話です。”画面真っ赤”な気分で読んで下さい。
習得したばかりの真のアバンストラッシュがまるで効かない桁違いの強さからも、表紙裏コメントには嘘がないことがわかる。
「ジャンプ漫画にありがちなパワーインフレか?」と勘ぐった者も当時は居たが、全編通じて敵の強さは管理されていた。バランの強さは必然性のあるもの。そもそもあの三条先生が、その様なミスをするわけがない。
当時のドラクエの最強呪文、勇者の切り札ギガデインを持った敵。そしてそのギガデインも、更に桁違いの破壊力を持った技「ギガブレイク」の一要素に過ぎない。
技を受け、勇者の衣装が粉々になる象徴的な場面。連載当時に受けた、凄まじいインパクトを思い出した。
バランと対峙したクロコダインは、ダイを「太陽」と喩えた。
いささか脈絡のない比喩だが、これも原作通り。それだけに当時も、「何らかの意味があるはず」と少しぐらいは思ったものだけど。