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ぷーざ
@pooza

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良い

オリジナル要素を適度に織り交ぜつつも、ケンシロウとシンの対決が原作に忠実に進行する。
ネタ要素も特になし。作画もよいふつうの良回。

シンが「俺が欲しかったのはユリアだ」と言った。
ユリアは「富にも名声にも興味がない」と再三言っていたはずであるにも関わらず、それらを得る為に略奪や殺戮を繰り返したシン。ユリアの声に耳を傾けなかったこの男が、本当にユリアに愛情を持っていたかが疑わしい。せいぜい、「ユリアへの愛情を持った自分」への自己愛に過ぎない感情ではないか。
また、どのような後付け設定が加えられようとも、この外道が行った悪事を美化することは不可能。ストーリー上の都合とはいえ相当無理がある。

興味深いのは、死んで間もないユリアの精巧な人形。遠目とはいえ婚約者であるケンシロウの目をも欺く品質は、「精巧」などという生易しいものではない。
この人形は恐らく、シンがユリアに与えたどのようなジュエリーよりも高価な品だろう。私財をなげうってこのような人形を職人に作らせたのだとしたら、それはシンが見せたわずかな人間性の現れであると言えるかもしれない。



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