北斗の拳はネタ要素こそが本文と自分は思っているのだけど、レイの登場からは普通に良作の成分が多くなっていて。
「お互い女の涙には弱いとみえる」と、レイはケンシロウに言った。弟を目の前で殺されても人前では気丈にふるまうマミヤをみて、冷血漢と思われたレイが静かな怒りを募らせていた。このレイの心の動きには、原作以上の説得力があると感じた。
妹を野盗から救う為に賞金稼ぎを続けているという、他人に話したことがないであろう身の上話に、レイは本当は人情家であることが重ねて印象づけられる。後に明らかにされるレイの二つ名「義星」は、完全に後付けとはいえなかなかにマッチしてる。
レイが妹の話をしている時、悪漢のシルエットが明らかにジャギの姿だったのは吹いたw
ネタ要素は完全になくなったのか?いやいや、まだまだ面白い。熱量とネタのハイブリッド。