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ぷーざ
@pooza

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とても良い

ジャンプコミックス、30〜31巻の収録分。
31巻の表紙裏コメントは稲田先生。週刊連載の忙しさから、本とかレーザーディスク(時代を感じるw)を積みがちという話。

この回はサブタイ通り、レオナが「すべての戦いを勇者のためにせよ」と命じる回。大破邪呪文同様、レオナ最大の見せ場のひとつ。
アバンがレオナの魂の力が「正義」であると見抜き、後任者を任せられるほど信頼することができたのは、レオナが「フローラに選ばれた人だから」という理由もあるのだろうな。
もっとも、フローラが自分の輝聖石をレオナに与えた時は逆に、「アバンならきっとこの人を選んだであろうと、私が確信できる人」と言っていたけれども。

山岡直子さんが総作画監督であるという情報が放送前から公表されてたが、レオナの作画には強い意気込みを感じた。
山岡さんは、自分の推しキュアのひとりである、キュアグレースのキャラデザをされた方でもある。この方のディレクションによると思われるレオナは本当に美麗だった。

アバンとの会話に関する、レオナの回想。

レオナ「同じ生命を賭けて戦うなら『勇者のために』!!」
アバン 「!?」
レオナ 「ですね!!」

特にこのレオナ。満面の笑顔は見とれてしまうほどすばらしい。
原作ではこれほど印象的なシーンとして描かれておらず、まさに作画と演出の賜物だ。

このレオナの回想の中に、(少しややこしいけど)アバンの回想がある。
かつてロカ・レイラ・マトリフが、身を挺してアバンを先に進ませた時のこと。この3人に、原作になかった台詞が加えられているのも良い。
スピンオフ「勇者アバン 獄炎の魔王」もあり、連載当時よりも先代パーティのキャラ掘り下げが進んでいる。ここでは「獄炎」でのキャラ解釈が逆輸入されているのではないか?

レオナの見せ場だけじゃなく、戦闘シーンも見ごたえある。
ポップ・マァム vs ミストバーン。いつもは自分で作戦を考えるポップが、この場ではマァムに意見を尋ねているのが可笑しい。
ミストバーンは「ロン・ベルク級の相手ならいざ知らず」と2人を見下したが、特にマァムは、実際にはロン・ベルクにも劣らないであろう実力を隠し持っているはず。この話はいずれ改めてするけど、「私たちをなめると痛い目に遭うわよ」というマァムの台詞が、その「実力」を指していると感じてしまうのは考えすぎか?

ポップのイオ連射からの閃華裂光拳にかけての目まぐるしい展開。
イオ連射は大魔王が好む戦法でもあり、それをミストバーンにお返ししている展開にニヤリとする。
マァムが立てた作戦通りの、閃華裂光拳までのシナリオは完璧で(いつもながら、みかこしのシャウトも素晴らしい)、それだけにこの一撃が効かなかったのは痛恨だ。閃華裂光拳には、もっと活躍の機会があると良かったのだが。



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