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ぷーざ
@pooza

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とても良い

リアタイから3日経って、ようやく2回目が観られた。

「わたし、大きくなったらパフェになる」と、幼い頃あまねは言った。
続けて聞くとそれは、人を笑顔にできるパフェのような人になりたいという意味だった。幼さゆえに舌足らずで荒唐無稽な言葉は、誓いと言ってもよいほどの真剣な言葉だった。幼い頃のこの願いが、キュアフィナーレの精神に直結している。
キュアプレシャスはいつものおばあちゃん名言からの引用に、「過去は変えられない。でも、未来はこの瞬間から作っていけるんだよ!」と付け加えた。この言葉からあまねが幼い頃の誓いを思い出すシーンに鳥肌が立った。

パフェをあえて「デザート」と呼んでいるのは、スイーツをモチーフにした過去作「キラキラ☆プリキュアアラモード」との差別化からか。プリアラのデザートは「ダイスキ」、つまりは萌えやエモーションの象徴だった様に思うけど、キュアフィナーレのパフェは「人をもてなし喜ばせる料理」という一面が強調されているのかも。
キュアフィナーレという名前、そして「食卓の最後をわたしが飾ろう」という口上。一般的な認識では「デザートは食事が終わったあとのもの」となると思うけど、あまねは「デザートこそが食卓の最後を飾る主役である」とでも言いたげだ。家業ゆえの解釈もあるだろうけど面白い。

細かいところで、ナルシストルーの「虫酸が走る」という台詞と表情もよかった。
そういえばこれほどに高潔なあまねが、どうしてジェントルーにされてしまったのだろう?ナルシストルーが持っているらしい食への憎しみや、ジェントルーの成り立ちにはブンドル団そのものの秘密が関わっていそう。そのあたりもひっくるめて、後々説明されることを希望。

少し苦言があるとすると、この回までの展開は少々拙速。スパイシーやヤムヤムの描写が少し足りていないと感じる。
放送中断による影響は少なからず受けているだろうから、変身回を遅らせた、せっかくの大胆なシリーズ構成も台無しにされた印象。



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