本日の夜実況。この回も評価が難しい回だ。
よいところもあったので、無難に「良い」にしておく。
作画面からみていくと、今日の作監は宮本絵美子さん。HUGプリは概ね、宮本さんと山岡直子さんが交代で作監している。かようなレジェンド格の方達が作監しながらも崩れる回は崩れるのだが、この回は宮本作監回にふさわしい安定した作画だった。
ゲストキャラ「あや」のキャラデザもよかった。またキャラデザだけでなく、「弟が生まれることで、もう自分に両親の愛情が向けられなくなる」という歳相応の心配もよく描写されたキャラだった。
「出産」という真剣なお題は買うけれども、このお題を果たして持て余してはいなかったか?
「教科書を朗読しているかのような説教臭さだった」と率直に言ってしまうと、叱られるだろうか。さあやがお産(特に帝王切開)についてネットの情報に振り回され、「大事なのは人の心」と窘められるくだりも、思慮深いはず彼女を今さらおバカに描写することには違和感あり。
いつものことながら、戦闘は今日のお題(今日で言えば出産)とはほぼ無関係なノルマ戦闘。
そういえば、さあやの女優としての最近の成功が、冒頭に駆け足で描かれていた。
自分は26話「大女優に密着!さあやとおかあさん」で描かれた、さあやと母の関係がとても好き。
だから、この回を更に上回る説得力がなければ、さあやの進路変更には納得しがたい。
本日の夜実況。
テンポの良いことりのお姉ちゃん追跡調査から、姉を尊敬し直す流れを経て、姉妹が一緒のベッドで眠るきれいなオチ。
また、姉の良いところの描写として、たこ焼き屋のおっちゃん(10話登場)を今でも手伝っているシーンもよかった。
本音を言えば「とても良い」はおまけだけど、ここのところ荒んだ回が続いたから、少しぐらいはおまけもしたくなる。
プレジデントの寝室で、プレジデントを想っておセンチなことを言っていたジェロスだけど。
元々若さしか取り柄のないジェロスが、その若さだけを武器に、略奪愛でプレジデントの愛人になったのだから。飽きられたら捨てられるのもまた道理。
ジェロスがプレジデントに捨てられた一方で、ジェロスが見捨てた部下たちは、クライアス社から無事に生還。働いて、地に足をつけた生活をしていた。
明暗がくっきりと。
新年最初、本日の夜実況。
このオシャンな脚本がどの様なメッセージを持っていたのか、未だによく分かっていません。
坪田さんの担当回だから重要回ではあるはずなのですが、自分が馬鹿だから悪いんです。すみません。
アンリに受け入れられたおかげで、あの偏屈な兄が救われたと、えみるはアンリに感謝した。
まぎれもない本心だろうし、このシーンだけはいいと思った。
相変わらず、ツインラブのゲリラライブは脈絡ないのだけどね。