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良い

 一期とはアニメーション制作会社が変更となり、具体的には「wit studio」から「mappa」へと変わっている。一期の担当であった「wit studio」は「進撃の巨人」を筆頭にビッグタイトルを手掛けており、本作においてもクオリティの高い作品に仕上げられていたため、制作会社の交代は不安要素の一つであったが、第一話においてはそうした不安を払拭するに十分な映像クオリティであった。本作では、11世紀の北欧の時代におけるヴァイキングたちが描かれており、同時代における秩序や倫理観に乏しい中で、当時の人間がどのような人生を生きていたのか、プラグマティックに表現されている。制作会社交代の後釜として担当する「mappa」については、昨今多くのアニメタイトルを手掛けており、中にはペシミスティックな世界観を内包するものも散見され、本作品の映像においてもそれら作品の経験からか、ダークな雰囲気を上手く表現していると感じた。キャラクターについては、シーズンワンとは異なり主人公の交代が見られるが、一期の登場人物が一話時点で幾人か登場しており、キャラクターの一新ではなく語り手の交代が行われると推測される。シーズンツー主人公についても、トルフィン同様にヴァイキングによって人生の大きな転換が起こるが、トルフィンと異なり人間に救われる描写もあり、それらメルクマールが前作主人公とどのような変化やシナジーを生むのか気になると感じた。ストーリーについては、先述した通り、前作の登場人物の現状や関わり、そして今作主人公の人生がどのような展開を見せるのか気になる内容となっている。音楽に関しては、opは「Anonymouz」が担当し、edは「LMYK」が起用されている。



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